現場レポート

縫製・布製品工場を訪問|品質を左右する縫製と検品工程

バッグ、ケース、衣料品、カバーなどの縫製・布製品は、金属や樹脂製品と比べて手作業の割合が高い製品が多くあります。

そのため、設備だけでなく、作業方法や工程管理が品質へ大きく影響します。

縫製工場を確認する際、最初に見るのが材料と裁断工程です。同じ生地でもロットによって色や風合いに違いが出る場合があります。また、裁断寸法がずれると、その後の縫製工程で形状や完成寸法に影響します。

次に縫製工程を確認します。縫い目の幅、ピッチ、直線性、糸の処理、補強箇所などは製品品質に直結します。

特にバッグやケースなど負荷がかかる製品では、持ち手や接合部の縫製方法も重要です。ファスナー、バックル、面ファスナー、金属部品などの付属品についても、取り付け位置や動作を確認します。

縫製品は人の手による工程が多いため、作業者ごとの差をどのように抑えているかもポイントです。作業手順書や見本を使って基準を共有しているか、工程途中で検査を行っているかなどを確認します。

完成後には、寸法、縫製状態、汚れ、糸処理、付属品、印刷、梱包などを確認します。

しかし、完成後の検品だけに頼るのではなく、裁断、縫製、組み立てなど工程途中で品質を確認することで、不良の大量発生を防ぎやすくなります。

縫製製品では、「熟練した作業者がいること」と同時に、「誰が作業しても一定の品質になる仕組み」が重要です。

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