中国OEMを検討している企業から、「作りたい商品のイメージはあるが図面がない」「参考商品しかない」という相談は珍しくありません。
OEMというと、完成した図面や詳細な仕様書を工場へ送り、その通りに製造してもらうイメージがあります。
もちろん図面が完成していれば工場とのやり取りは進めやすくなりますが、商品開発の初期段階では、必ずしもすべての仕様が決まっている必要はありません。
例えば、参考商品、写真やスケッチ、おおよそのサイズ、使用目的、必要な機能、希望する外観、想定数量、目標価格などから検討を始めることができます。
まず、どのような商品を作りたいのか要求内容を整理します。その後、製品に適した材料や製造方法を検討し、対応できる工場を選定します。
工場から「この形状では金型構造が難しい」「この材料より別の材料の方が適している」「この部分を変更すればコストを下げられる」といった製造側の意見が出ることもあります。
こうした情報を取り入れながら仕様を具体化し、試作品を作ります。
試作後は、外観、寸法、機能、使い勝手、組み立て方法などを確認し、必要な部分を修正します。商品によっては1回の試作で量産へ進むこともありますが、複数回の修正を繰り返して仕様を完成させる場合もあります。
つまり、商品開発は「図面を完成させてから工場を探す」という一方向の作業だけではありません。
製造側と相談しながら、実際に量産できる仕様へ仕上げていく方法もあります。
重要なのは、最終的に図面や仕様書などで量産条件を明確にし、工場との共通基準を作ることです。
日立貿易では、商品イメージや参考品の段階から、中国工場との製造検討、試作、量産までの対応を行っています。
