技術・品質

量産初回で確認すべきこと|初回生産を品質安定につなげるポイント

量産前サンプルが承認されても、初回量産品が同じ条件で安定して作れるとは限りません。サンプルは熟練者が少数を丁寧に作る一方、量産では材料ロット、設備、作業者、検査の流れが変わるためです。

初回生産で確認したいのは、承認サンプルとの一致だけではありません。実際の量産設備・金型・作業手順で作られているか、組立時に無理な調整が必要ないか、工程内で不良を見つけられるかを見ます。外観や寸法にばらつきがある場合は、良品だけを選んで判断せず、時間帯や設備ごとの傾向も確認します。

生産を進めながら修正する場合は、変更前後の製品が混ざらない管理が必要です。確認した製品の範囲、発見した問題、対策、再確認結果を記録し、どの生産分から対策を適用したかを明確にします。問題が大きい場合は、生産や次工程への投入をいったん止める判断も欠かせません。

初回量産は「承認サンプルを再確認する日」ではなく、量産工程そのものを確かめる機会です。日立貿易では、案件に応じて中国現地の工場と技術・品質面を調整し、安定生産につなげます。

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