中国工場で製品の量産が完了しても、そのまま日本へ出荷するわけではありません。
日本へ到着してから不具合が見つかると、返品、再製造、再輸送など大きな時間とコストが発生する可能性があります。
そのため、出荷前の段階で製品が要求仕様を満たしているか確認することが重要です。
検品項目は製品によって異なります。一般的には、数量、寸法、重量、外観、色、印刷、機能、動作、組み立て状態、付属品、梱包、ラベル、外箱表示などを確認します。
しかし、すべての商品を同じ検査表で確認すればよいわけではありません。
例えば、工業部品であれば寸法や公差が重要になります。家電や機器類であれば、電源、動作、表示、付属品などの機能確認が必要です。アパレルや雑貨では、外観、色、縫製、汚れなどの確認が重要になる場合があります。
つまり、製品の用途や不具合リスクに合わせて検査項目を設定することがポイントです。
また、数量が多い場合には、すべての製品についてすべての項目を検査することが現実的でないケースもあります。
その場合は、重要な項目を全数確認し、それ以外は抜取検査を行うなど、製品特性とリスクに応じて検査方法を決めます。
検品で不具合が見つかった場合には、不良品を取り除くだけでなく、発生原因や同じ不具合が他の製品にも存在しないかを確認します。
出荷前検品の目的は「検査をしたという記録を残すこと」ではありません。
日本到着後のトラブルをできるだけ減らし、顧客へ安定した品質の製品を届けることです。
そのためには、商品ごとに必要な検査項目を考え、適切なタイミングと方法で確認することが重要です。
