日立貿易の技術者チームはこのたび、広東省東莞市にある大手水回り製品の製造工場へ視察に行ってまいりました。
今回の訪問では、工場内の生産ラインや作業エリアを見学しながら、2S(整理・整頓)や工程改善について現地のスタッフの皆さまと意見交換を行っています。
視察の目的
- 作業環境の整理・整頓
工場の作業スペースや資材・部品の保管方法などを確認し、どのように改善できるかを探りました。 - 工程改善の可能性調査
水回り製品をどんな手順で製造しているのかを詳しく見せていただきながら、より効率的かつ安全に作業できる方法を検討しました。
当日の様子
- 作業エリアの見学
作業通路や在庫置き場を中心に、現場の方と一緒に課題を洗い出しました。必要な物がすぐ取り出せるようにする工夫や、作業者の動線をスムーズにするレイアウトなど、さまざまなアイデアが飛び交いました。 - 生産ラインのチェック
製品の組立から検査にいたるまでの流れを見学し、どの工程に時間やコストがかかっているのかを確認しました。今後はこの情報を活かし、ボトルネックを解消する対策を検討していく予定です。 - 意見交換会
見学後には、工場の管理担当者や作業者の皆さまと話し合いの場を設けました。すでに行っている改善事例の共有や、今後の目標設定についても具体的なディスカッションができ、大変有意義な時間となりました。
今後の取り組み
- 2S活動の強化
まずは不要な物の明確化と保管ルールづくり、使いやすい定位置管理の仕組みを導入する予定です。作業者の皆さまが快適に働ける環境を整えることを目指しています。 - 工程の最適化
ボトルネックを特定し、それぞれの工程をスムーズにつなげるための改善プランを策定します。必要に応じて設備やレイアウトの見直しも行い、作業効率向上を目指します。
さいごに
今回の視察を通じて、当社の技術者は現場の方々から多くの学びをいただきました。私たちは、こうした知見を活かしてさらに改善案を練り、工場と一緒に改革を進めていきたいと考えております。
これからも日立貿易では、現場の皆さまと協力し、安全かつ高品質なモノづくりが実現できるよう、さまざまな取り組みを積極的に進めてまいります。引き続きどうぞご期待ください。
